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不思議な体験

私は子供のころから夢見がちな少女でした。
いつも絵本を読むと、すぐに影響されてその日は一日中絵本の主人公になりきって過ごしていました。
ここまで書くと、どこにでもいる普通の子供の話のように聞こえるのですが、私ははっきりと覚えているのですが、今でも現実か子供の空想かわからない、不思議な体験が記憶として残っているのです。
それは幼稚園の頃のある夏の日でした。幼稚園から幼稚園バスに乗って帰る時、急にトイレに行きたくなって、私はもう一人でトイレも出来ましたから、先生に言ってすぐにトイレに走りました。
トイレを済ませてから外に出ると、妙な違和感を感じたのです。
どこがどうおかしいかと聞かれるとうまく説明できないのですが、空気がおかしいのです。
私は急いで幼稚園バスに走りました。
駐車場には確かにバスが停まっているのですが、普段乗っているバスとは違って、車体が銀色で窓もドアも丸く、全体が七色に光り輝いています。
私は子供ながらに置いていかれてはまずいと思い、丸いドアから(穴が開いているだけで扉は無い)中に乗り込みました。すると目もくらむような光に包まれて、気づいたら自宅の前に立っていたのです。
すぐに母が出てきて、驚かれました。幼稚園でも私がいなくなり、大騒ぎになっていたそうです。
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