あなたは何年、その国(会社)に居たいですか?
1年?2年?3年?
中には永住もありという方もいますが、ほとんどの方が1~3年程度を考えていると思います。
結果的に5年10年いる事になった人たちも初めはそのように考えていたのではないでしょうか。
あなたはいかがですか?
面接官も1.2年で辞めるのをわかっている
繰り返しになりますが、あなたは最低何年、その国(会社)に居たいですか?こちらは必ず面接で聞かれる内容になります。
1,2年じゃあ短すぎるって思われるかな??じゃあ3,4年と言っておこうか。
無難な考えではありますね。
ただ、面接官も大半が1.2年で辞めるのをわかっています。
- 低賃金による生活苦
- 遊びにいけない
- 友達ができない
- 文化が合わない
- 会社が合わない
- 仕事が合わない
- 適齢期
これら日本でも同様に会社を短期間で辞める理由があり、かつ元から1,2年で違う国行くか日本に戻ろうと思っているなどの海外ならでのものも加わると短期間で辞める方が珍しくありません。
実際に人材紹介会社の方に聞いても平均2年程度で転職も含め辞める方が大半との事でした。私の会社も例にもれずです。
もはや諦めて現地採用は1,2年で辞めるものとして考える、という企業もあるはずです。ですが、それは会社側のリスクヘッジなだけであり、本望ではありません。
ではどのような答えを求めているのでしょうか。
駐在員ではなく現地採用を求めている
会社としては自主的に海外で働いてくれるというのは非常に有難いことです。
それは言葉や文化に対しての抵抗が少なく、自らその国をしろうとする前向きな姿勢であり、何年で帰国するといった年数での縛りがないためです。
というのも、日本から来ている駐在員は3~5年で入れ替わるのが大半ですが、長く勤めている現地採用の方が業務に詳しくなる事もあり、ある時はそのまま現地会社の部長クラスになるケースもあると聞きます。
会社側の理想としては、このように現地採用の方が将来的に上の立場にたってくれる事がベターなのです。(会社の文化よりけりですが、最近特にこの考えが多くなっているようです。)
そのため、回答としては
「先のことではありますが、この国で10年、20年と長く続けていきたいと考えております。」
このような言葉を面接官は欲しています。
本当に先のことなので、その間に何があるかわかりません。そのためこの言葉は会社との約束事ではないです。ただし、このような気持ちで外国に来てほしいし、働いてほしいと考えています。
ここでは嘘を言えというのではなく、「この国で10年、20年と長く続けていきたい」という気持ちで面接を受けてほしいという考えです。
ですので、今まで正直に1~3年と答えていた方がいた場合、自身の考え方を変えるか、短い期間で大丈夫だという会社を受けてみてはどうでしょうか。
注意書き
※面接官には嘘はバレます。同じ質問を何十何百もしており、その際の顔の表情、仕草を見ているので、どういう心境で言っているのは簡単にわかってしまいます。
※この記事は基本的に日系企業の考え方だと思って捉えてください。外資系では考えが変わってくると思います。就活時は相手の立場になって考えるとどういった回答が望ましいのか見えてくるないでしょうか。
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