海外の移住先、転職先として高い人気を誇るタイですが、実際に住んでみると日本と変わらないレベルの生活を送る事ができ、人気を裏付けるものがたくさん見つかります。
それというのもタイには数多くの日系企業が進出しており、それを取り囲むように日本料理店やドン・キホーテなど日本で生活するのと変わらないサービスを受ける事が可能になっています。
ここではこれからタイで働きたい、住みたいという方向けにタイの転職エージェント(人材紹介会社)や転職サイトについて評判や選び方など詳しくまとめました。
タイ・バンコク転職エージェントの評判は??
リクルートRGF HR Agent
タイの求人数 | 164件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://www.rgf-hragent.asia/ |
リクルートグループの海外転職版エージェント会社になります。タイにおいても日系の転職エージェントとしては有名で複数社の内の1つとして登録して損はないのではないでしょうか。(本音はエージェント次第です。)
取り扱い業種
- 事務・秘書・アシスタント・通訳
- 財務・会計・経理
- 銀行・金融関連
- 人事・HR・総務
- 法務・コンプライアンス・知財
- Web・ゲーム・EC関連・プログラマ・デザイナー
- SE・PM・エンジニア・ネットワーク関連
- 営業・営業アシスタント・営業事務他
- 商品企画・マーケティング・リサーチ
- 医療・医療事務・介護・薬剤師
- 製造・品質管理・設計・生産管理・研究開発
- コンサルタント・シンクタンク・会計士
- 管理職・エグゼクティブ関連
- 不動産・設備メンテナンス・不動産運用
- 物流管理・貿易・調達・バイヤー・店舗開発
- 教育・日本語教師・幼稚園・保育園・塾
- 広告・エンターテイメント・フォトグラファー・音楽・カメラマン他
- コールセンター・カスタマーサポート・テレアポ
- 広報・IR・CSR
- 経営企画・事業統括・新規事業開発
- セールスエンジニア・サービスエンジニア
- 飲食・ホテル・旅行・ブライダル・販売員
- マッサージ・美容・エステ・ネイリスト
- 空港職員・CA・ドライバー・警備
- 建築設計・インテリア・ファッションデザイナー
- 弁護士・弁理士・司法書士・行政書士
業種も豊富にあり希望に沿った仕事が見つかるかもしれません。ただし語学不問系の仕事は少ない印象です。
日本に在住の方はリクルートエージェントへ登録するとこちらのエージェントに話を通してもらえるので駐在員の話と現地採用の話が聞けてお得ではないでしょうか。
というより、タイ在住の方でさえリクルートエージェントへ先に登録した方が良いと伝えておきます。
というのも、リクルートRGF HR Agentはリクルートグループと言っても結局、タイに住みたい職員を雇っているため、全然知識がありませんでした。
過去形で述べたように実体験に基づくものです。しっかりとしたエージェント(担当者)を付けるには日本で経験を積んだエージェントがいるリクルートエージェントに頼りましょう。
単純にタイに住んでいるから他のエージェントより地理程度の事は知っているかもしれませんが、社会人として半人前の方がほとんどな印象です。(あくまで一個人の印象です。)
リクルートRGF HR Agentの場所
ウェブサイト:RGF HR Recruitment (Thailand)
住所(バンコク):689 BHIRAJ TOWER at EmQuartier, 23rd Floor, Room No. 2304-2306, Sukhumvit Road, North Klongton Sub-District,
Vadhana District, Bangkok 10110
BTSプロンポン駅に隣接しているEmQuartierというデパートの上にあるオフィスを構えています。交通面ではかなり行きやすい場所にあります。

JAC リクルートメント・タイランド
タイの求人数 | 148件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://www.jac-recruitment.co.th/ja/ |
取り扱い業種
- 経理/財務/会計
- 銀行/金融
- 建築/土木
- 教育/研修
- エンジニア/製造
- 医療/ヘルスケア
- ホテル/観光/旅行
- 総務/人事/事務/秘書/サポート
- 法務
- マーケティング/広報
- 営業
- 物流/サプライチェーン/購買
- 経営・管理職/コンサルティング
JAC リクルートメント・タイランドの場所
ウェブサイト:JAC リクルートメント・タイランド
住所(バンコク):10F, Emporium Tower 622 Sukhumvit Soi 24, Klongton, Klongtoey
住所(チョンブリ):5th Floor, Harbor Mall 4/222 Moo 10, Sukhumvit Road, Tambol Tungsukla Ampher Sriracha Chonburi 20230
オフィスは、リクルートRGF HR Agentと同じプロンポン駅を挟んで反対側のEmporium Towerにあります。
DODA(デューダ)
タイの求人数 | 90件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://next.rikunabi.com/ |
日本最大級のエージェントサービスを提供するパーソルキャリアのDODA(デューダ)。
勤務地を「海外」と選択すると、296件の求人がヒットしました。その中から、「タイ」というキーワードを入力すると89件の求人がヒットしました。
取り扱い業種
- 営業職 (13)
- 企画・管理 (18)
- 技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア) (11)
- 技術職(組み込みソフトウェア) (2)
- 技術職(機械・電気) (29)
- 技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー) (3)
- 技術職(食品・香料・飼料) (0)
- 技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) (37)
- 専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人) (4)
- クリエイター・クリエイティブ職 (3)
- 販売・サービス職 (2)
- 公務員・教員・農林水産関連職 (0)
- 事務・アシスタント (1)
- 医療系専門職 (0)
- 金融系専門職 (2)
BIZ REACH(ビズリーチ)
タイの求人数 | 295件 |
使用料 | 無料(一部有料) |
URL | https://www.bizreach.jp/ |
タイで検索をかけた求人数は多く295件ありました。今一番TVCMなどで目にかける機会が多い転職&エージェントサイトですね。ハイクラスを謳い文句にしていますが、通常クラス(年収400万~)の求人も多数あります。
ビズリーチと他転職エージェントサイトとの違いは、ビズリーチには専門のエージェントはおらず、中小の転職エージェントがビズリーチを介して転職希望者をスカウトするという所です。また企業が直接スカウトする形もあります。図に表すと以下のような仕組みです。
企業→転職エージェント→ビズリーチ→転職希望者
企業→ビズリーチ→転職希望者
このような仕組みになっているためか、一部求人に関しては有料会員しか見る事ができません。良い悪いは置いておいて、求人数だけは多いのは確かです。
取り扱い業種
- 詳細は不明ながらもタイで検索をかけると295件ヒットしました
BIZ REACH(ビズリーチ)の場所
ビズリーチに関してはあくまで仲介の仲介をしているためビズリーチのオフィスで打ち合わせをするという事がないようです。スカウトされた転職エージェント会社とのやり取り、もしくは直接企業とのやり取りとなります。
REERACOEN リーラコーエンタイランド
タイの求人数 | 不明 |
使用料 | 無料 |
URL | https://www.reeracoen.asia/jp |
求人の検索システムが悪く求人数は不明でした。どういった業種を扱っているかなども不明です。
台湾、香港、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポールの東南アジアを中心とした拠点を持っておりますが、日本に拠点はありません。
とにかくホームページが見づらい印象で詳しく調べる気にならないエージェント会社でしたが、どうやら日本人の方が経営されているようでした。
ここだけの話、こちらのリーラコーエンに紹介いただいた転職希望者を1名雇った経験があります。よくこんなサイトに登録したなというのが正直な気持ちです。
※転職エージェント担当者の良し悪しは関係ありますが、サイトの作りの良し悪しは応募者には一切関係ありません。
Youtubeで情報発信しているようですので興味がありましたらいかがでしょうか。
リーラコーエンタイランドの場所
住所(バンコク):801 8th Floor, Mercury Tower, 540 Ploenchit Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
住所(チョンブリ):4/222 Harbormall Bldg. Unit 10C04-05, 10th Floor, Moo 10, Sukhumvit Road Thungsukhla, Sriracha, Chonburi 20230 Thailand
Adecco アデコ タイランド
タイの求人数 | 186件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://adeccojapanese.asia/ |
外資系企業ではありますが、Japanese Divisionという部署があり、日本人求職者には日本人コンサルタントが専属で付くサービスを提供しているようです。求人数も多く登録してみるのも有りだと思います。
取り扱い業種
- 営業/セールスエンジニア
- マーケティング/Webマーケティング/PR
- 事務/秘書/アシスタント/通訳
- 財務/会計/経理/会計士
- 人事/総務
- 法務
- コンサルティング/リサーチャー
- エグゼクティブ/経営
- 金融専門職
- ITエンジニア(Web/デザイン)
- ITエンジニア(オープン系/汎用系)
- ITエンジニア(インフラ系/社内SE)
- 開発/設計
- 技術/加工技術/保守
- 品質保証/品質管理
- 工場/生産管理/資材
- 建設/設備/施工管理/建築デザイン
- 教育/語学講師
- 接客/カスタマーサービス/飲食
- 広告/クリエイティブ
Adeccoタイランドの場所
ウェブサイト:Adeccoタイランド
住所:388 S.P. Building. 11th Floor, Zone A, Phaholyothin Road, Samsennai, Phayathai, Bangkok 10400 Thailand.
場所はBTSアリ(Ari)側になります。中心街からは離れますがBTSで行けるため交通に不便はないかと思われます。
パーソネルコンサルタント
タイの求人数 | 不明 |
使用料 | 無料 |
URL | https://www.personnelconsultant.co.th/ |
日系企業ながらタイ人向けが色濃い印象のパーソネルコンサルタント。ホームページの求人欄には検索項目がなく非常に見づらいため求人数などの把握はできません。あまり日本人にはおすすめしずらい転職エージェントですね。ただ、タイ人には人気が高くいつもオフィスが求職者であふれていたのが印象的です。
ちなみにガリガリ君と提携しており、オフィス前で購入する事も可能です。
パーソネルコンサルタントの場所
ウェブサイト:PERSONNEL CONSULTANT
住所:L, UL FLOOR Interchange 21 Bldg,399 SUKHUMVIT ROAD, KLONTOEY NUA, WATTANA, BANGKOK 10110 THAILAND
BTSアソーク駅に直結しているインターチェンジ21ビルにあります。
パソナ・タイランド
タイの求人数 | 90件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://pasona.co.th/ |
パソナ・タイランドの場所
ウェブサイト:Pasona HR Consulting Recruitment (Thailand) Co., Ltd.
住所:26th Floor, Sathorn Square Office Tower, 98 North Sathorn Road Silom, Bangrak, Bangkok 10500,Thailand
番外編:リクナビNEXT
タイの求人数 | 90件 |
使用料 | 無料 |
URL | https://next.rikunabi.com/ |
番外編としてリクナビNEXTを挙げさせていただきます。一度は見たことがある方が多いのではないでしょうか。こちらは転職エージェントではなく、転職サイトになります。
要は応募者が直接会社へ応募するタイプのものですね。エージェントを挟まない分、サイト内に企業情報が非常に多く記載されているのが特徴です。
企業分析には持って来いなので活用する事をお勧めいたします。
その他エージェント会社
- マンパワーグループ・タイランド(1998年の設立から、現在タイ国内10オフィスを構えている)
- ランスタッド
- エンワールド(enグループのハイクラス海外転職版)
- カモメアジア転職(リクルートグループの求人サイト)
転職エージェントの選び方
希望業種の多いエージェントを探す
海外企業を扱っている転職エージェントは業種等の専門性が薄くなります。この業種はこのエージェントがお勧めという事が言えないのです。
そのため、手作業にはなりますが、一つ一つサイト内を確認してどういった業種を多く取り扱っているのかを確認しましょう。
複数の転職エージェント会社へ登録
その上で、必ずいくつかのエージェントに登録しましょう。というのも、エージェント会社、担当によって扱っている求人が違います。いい会社を見つけたとしても必ず受かるという保証はないですし、複数のエージェントに登録して同時進行で進めていきたいところです。
日本の転職サイトのリサーチでは平均4,5社の転職サイトに登録していたという結果が出ていますが、1つだけでなくその程度はバンバン登録する事をお勧めいたします。全て無料で利用可能ですから。
外資系転職エージェント会社の注意点
日本人求職者向けのサービスは行ってはいるものの、担当者が日本語が喋れる外国人という事もままあります。
意思疎通は図れるレベルではありますが、ビジネスレベルかと言われると人それぞれになりますので、外資系転職エージェントに関してはあまり強くお勧めはできません。
転職エージェントを使って調べるべき事
それでは実際に転職エージェントに登録した後の事について述べていきたいと思います。基本的にエージェントとは転職活動の仲介者、アシスタントのような立場になります。その上で聞くべき事をピックアップしましたので、是非直接聞いてみてください。
完全無料になりますのでバンバン有効活用していきましょう。
- タイ現地の給与相場・生活基準を把握
- 現地採用の雇用実態について理解
- 英文レジュメの書き方を指南してもらう<
- 現地の選考過程を教示してもらう
- 土地勘を聞く
タイ現地の給与相場・生活基準を把握
海外となると物価が異なってくるので給与水準も変わってきます。
タイは勿論日本の物価の二分の一程度です。それに準じて給与も低く抑えられています。日本人の最低給与として5万バーツ(日本円で17~18万円)というがありますが、単純に日本の倍の価値があるわけではないので注意しましょう。
重要な点は、その金額でタイでどのような生活ができるのかエージェントに確認してみましょう。ボンビーガールで出てくる女性のような生活ができるとは限りません。
現地採用の雇用実態について理解
海外で働く場合、駐在員と現地採用といった2つの枠組が存在します。基本的には日本にある企業に雇われタイに行くのが駐在員、タイにある企業に雇われる事を現地採用と言います。
これからタイに行きたいと考えている方の大半が現地採用となるかと思いますので、実際に働いた場合どういった事になるのか確認してみましょう。
現地採用のメリット
- スキルやキャリアアップにつながる
- 自分で考えて動く事が身につく
- 責任のある仕事に就ける
- 飲みにケーションはない
- 語学力が身につく
- 自信がつき、悩まなくなる
- 人脈が広がる
- 価値観が変わる
- 海外旅行へ行きやすい
- 毎日が刺激的になる
こちらは過去にブログでまとめたものの一覧となります。詳しくは下記をご覧ください。

現地採用のデメリット
- 給与が下がる
- 保険や待遇が充実していない
- 研修の制度が整っていない
- クビ、転職は当たり前
- 日本レベルの生活ができない
- 日本にすぐ帰れない
- 日本より治安が悪い
- 日本が合わなくなる
こちらは過去にブログでまとめたものの一覧となります。詳しくは下記をご覧ください。

英文レジュメの書き方を指南してもらう
海外の転職活動では英文レジュメが求められます。レジェメとは英語版の履歴書と解釈してもらえればいいです。基本的にフォーマットは決まっていますが、国によって異なる箇所もあると思いますので、エージェントにどういった型がいいのか確認しましょう。
現地の選考過程を教示してもらう
国や企業によっての特徴的な選考過程があるかもしれません。転職エージェントを使う事により事前にどういった流れかを確認しましょう。
土地勘を聞く
行きたい国なら何処でもいいというわけではないですよね。希望する都市はあるはずですし、都市の中で住みやすい地域があるはずです。旅行だけではわからない住みやすい地域を把握した上で転職活動をするためにもエージェントに確認するようにしましょう。
タイ・バンコクで登録すべき転職エージェント・求人サイト
「転職エージェントは担当者で決めるべき」でも述べているように、いかに優秀な担当者を見つけるかが転職成功への近道です。そのためにも複数の転職エージェントに登録する事をおすすめいたします。
選ぶ基準としては取り扱い求人数と希望職種が多いサイトから絞ると選びやすいと思います。
タイの求人数が多い転職エージェント
JACリクルートメントの求人数は100です。今回調べた中では一番多い転職エージェントとなります。タイ、日本両方にオフィスを構えているため日本からの登録でも問題なく対応可能との事です。
もう一つがリクルートエージェント。求人数は100になります。こちらもタイ、日本両方にオフィスがあり、かつ知名度も1番の転職エージェントですね。まずは二つほど登録してみて「担当者」と話し合ってみましょう。
情報収集のためにも求人サイトにも登録を
番外編として記載したリクナビNEXTなどは転職エージェントではなく自分で求人を見つけるタイプのサイトになります。一見面倒に感じるかもしれませんが、転職エージェントと異なり、応募会社の詳細が濃く記載されています。
どういった感じのオフィスなのか、どういう人を求めているのかなど面接時、入社後を想像できる材料が揃っています。
ここまで長文で説明してきましたが、海外転職時に重要なのは正しい情報をいかに多く仕入れるかです。日本に居る時でさえ、先に調べてたら良かった…という経験はあると思いますが、海外ではそれ以上なのは言うまでもありません。
面倒でも数多くの情報に触れる機会を増やして、転職活動ならびに海外生活を成功させましょう!
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