面と面を合わせて行われてきた面接ですが、このご時世のためオンラインで行われてきているようです。
海外で勤めていた私は、以前からSkype面接を行っていました。面接のためだけに海外に行くというのは少ないですからね。
ただ、もしもどちらか選べるのであれば絶対に対面をお勧めします。印象度が段違いです。オンラインに比べプラスの事しかありません。詳しくは別の機会にお話できればと思います。
半面、何度やっても慣れる事がないのがオンライン面接です。面接官がこれですので、もちろん応募者も慣れるわけないですよね、どうやっていいのかわからない方がほとんどではないでしょうか。
そこで今回は、私の経験を元に、「オンライン面接特有のこれはやってはダメだ」という事を皆さんにお伝えできればと思います。
他人がいない場所でやるべき
オンラインのため面接官からは応募者が何処にいるかわかりませんが、何処でもいいわけではありません。
面接は会社の機密情報を公示する場所だと認識してください。周りに人がいない場所である事は必須です。
そのため無難に自宅の部屋がいいと思います。背景に変なものが映らないようチェックしましょう。ツールを使って背景を変えるのはあまりお勧めしません。
自宅だからといって家族が映るのもNGです。会社内での打ち合わせで子供が出てきて「ほっこり」したなどの場面もテレビで出てきますが、面接時には即不合格になる覚悟でいましょう。
面接は他社との会議の場、と認識すれば言わんとする事がわかるでしょう。
こぼれ話として、あり得ないような話ですが、道路からスマホでオンライン面接を行ってきた強者がいました。何やら仕事中で外回り中だったとか。。もちろんカフェなどのオンライン面接も論外です。
ネットスピードは必ず事前に確認を
オンラインでの面接が可能なのは今のネットスピードだからこそです。途切れ途切れになると話もロクに進みません。
面接に使用する場所のネットスピードに問題がないか事前にテストを行いましょう。
インターネット回線スピードテストでテストを行いビデオ会議の項目をチェックしてみましょう。無料で1分程度で行えます。
表示される結果が「快適」のスピードであれば問題ないです。「普通」以下の場合は切替も一考です。
できれば、面接前に友人に頼んで面接時と同じ会話ツールでテストを行うとベストだと思います。
もしも通話は不調なようであれば、レンタルオフィスを借りたり、自宅のネット環境の見直しは必要だと思います。
ネット環境を変えるのであれば、今だと光回線が最大22,000円キャッシュバックなどお得なプランもあるようなのでチェックしてみましょう。
デバイスはPC限定で
社会人、就活生であれば恐らく持っていると思いますが、PCがベストです。もっと言うとスマホ、タブレットはNGだと考えた方がいいです。というのも、単純に社会人がPCを持っていないのかと思われます。
社会人にとってPCはスーツと同様必須ツールだと思ってください。スーツも着ずに面接をしませんよね?
安物で問題ないのでPCは必ず持つべきですし、PCでオンライン面接を行うようにしましょう。
追記:オンライン面接について調べてみると「スマホでも固定すれば大丈夫!」という文言をよく見つけましたが、スマホを使っている時点で間違いなく減点材料になりますので注意しましょう。
他社とオンライン会議をする際にスマホでやるでしょうか?何度も言いますが、面接は会社の会議と想定できる場所でもあります。
5分以上前の連絡はNG
面接は5分前に取次連絡が良い理由、到着は何分前でも問題なしでも記載したことなのですが、面接時はオンラインであろうとなかろうと5分前に連絡(入室)をするのがベストです。
Skypeなど文字を書けるツールの場合であれば、5分前に下記のような連絡を入れれば問題ありません。
「採用ご担当者様
氏名です。〇〇時からの面接よろしくお願いいたします。」
ZOOMのような入室しかできないものであれば、5分前から入室するようにしてください。
そしても最も注意して欲しいのが10分前など5分以上前に連絡を入れるのは完全にNGです。まだ面接時間1分前に連絡入れた方が良いぐらいです。
面接官は採用担当であり面接官であり人事担当ですが、業務内容は面接だけではありません。
メモ(カンペ)を上手く使う
オンラインならではですが、デバイスの周りにメモを貼り付けたりすることができますね。
普段対面ですとメモが使えず、言い忘れ、聞き忘れが発生してしまうのが当たり前だと思いますが、それが回避できます。
せっかくなのでメモを思いっきり活用してあげましょう!
ただし、このメモに頼りきりにならないように気を付けましょう。棒読みになってしまっては元も子もありません。
もしもメモを使うのであれば文章を記すのではなく、忘れてはいけないキーワードの羅列程度にした方がいいでしょう。
面接はテストではありません。正しい回答を述べるのではなく、「面接官と会話をする」事を一番重要視してください。
反対にオンライン面接でメモを使わないのは良くありません。
恐らく大勢の方がメモを使用しているため、反対質問など普段ありがちな言い忘れ、聞き忘れが起きる事がなくなります。
そんな中で一人だけ「質問は…ありません。」では合否に差が出てくるのは当然です。
最後に
どうだったでしょうか。当たり前すぎて読み損したと方ばかりかもしれませんが、これらは最低限のマナーとしてオンライン面接に臨んでいただければ幸いです。
それでは、皆さまが良い企業と巡り合えますように。
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